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園長だより

2024年10月の園長だより

2024-10-01
チェック
子どもの力を感じる瞬間
2024年度の保育がスタートして折り返し地点を迎えました。
4月は泣いたり不安がったりしていた子ども達も今では「先生!おはよう!」「また明日あそぼうね!」と元気に声をかけてくれるようになり、私もそんな子ども達から毎日元気をもらっています。
朝、夕の自由遊びの時は保育に入る機会も多く、園庭の固い砂がサラサラの砂になる方法やどろだんごがより硬いどろだんごになる方法を教えると「え~スゴすぎ~!」と素直に褒めてくれる子ども達。
すると「今度はわたしがやってみる!」とやり方を真似てコツコツと直向きに作り上げたり、時には友達と試行錯誤しながら協力し合ったりしています。
もちろん難しい時や年齢によっては保育士や友達に「手伝って」と救いの手に応じています。
これは私に限ったことではなく、普段よくある保育場面での一つです。
保育士や友達とのやり取りを生活の中でロールプレイしていくことで子どもは“自分は一人じゃないんだ”“困った時は周りを頼っていいんだ”という感情が芽生えます。
自分を大切にできると相手も大切にできる…そんな思いを巡らせながら保育している私達です。
園長 坪井香織

2024年9月の園長だより

2024-09-01
チェック
みなさんの“〇〇の秋”はなんですか?
残暑はまだまだ厳しいですが、日中の蝉の鳴き声よりも夕方からの鈴虫の鳴き声をより感じられるようになりましたね。
先日、ゆりぐみの子どもたちと食事をしていると「セミはなぜ1週間だけしか生きられないんだろう?」という話になりました。
“セミはそういう生き物なんだよ”
“1週間だって自分でもわかってるから、あんなに精一杯鳴いているのかもよ?”
“それ、アリだな!”
など、5歳児の視点の深さにただただ驚くばかりでしたが、何より子ども達がとても楽しそうに会話をしていたのが印象的でした。

秋といえば「〇〇の秋」と言いますが、私の場合は「読書(絵本)の秋」です。
私は幼少期から絵本が大好きで、小学校の図書室でかこさとしさんの絵本を読んでいたのを覚えています。
保育士になった今でも絵本は大好き!
絵本屋さんや図書館は私にとってのパワースポットでもあり癒しの場でもあります。
一冊の絵本の中に作家さんの思い、手に取る子どもへの思い、興味や関心を引き出すストーリーなど魅力的な要素が沢山詰まっています。
知的好奇心をくすぐりながら自分の手でページをめくっていくところも絵本の魅力の一つです。
保育園は子どもがいつでも好きな時に絵本を手にできる環境下にあるので、私にとっても嬉しい限りですね。

園長 坪井香織

2024年8月の園長だより

2024-08-01
8月の讃美歌 “ロケットにのって”
先日のクラス懇談会、保育参観、給食試食会にご参加いただきありがとうございました。
ちょうどこの時期は気温の変化から体調を崩すお子様も多く、欠席されたご家庭もおられましたが、来年の1月に全クラスのクラス懇談会(もも組とさくらんぼ組は保育参観もあります)がございますので、その際には是非ご参加いただければと思います。

さて、27日(土)よりパリオリンピックが開催されましたね。
この前3歳以上児クラスの合同集会で「今、いろんな国の人たちがスポーツ大会のおまつりをしてるんだけど、何かわかる?」と尋ねたら、次々と勢いよく手を挙げる子ども達。
「自衛隊のおまつり!」「七夕のおまつり!」「おばあちゃんちでもおまつりやってたよ!」という珍回答が続出…(笑)
おまつりの話がここまで広がるとは…!
流石の子ども達です。
今週から讃美歌も【ロケットにのって】に変わり、口ずさみやすいメロディーなのでみんなあっという間に覚えてくれました。
ちなみに2番はこのような歌詞です。

♬めのいろがちがう ことばちがう ちきゅうのうえの こどもはおおぜい
そして みんながみんなが ほしのくにの こどもたち♪

目や肌、髪の色、国籍、言語、風習などが違っていても、地球上には沢山の子どもがいます。
オリンピックを通して、日本以外の国や友達の存在に気付き、世界に目を向けるきっかけになるかも知れません。
またオリンピックは平和の象徴とも言われています。
戦争で誰一人傷つくことなく、一日も早い平和が訪れますように、そして世界中の子ども達が笑顔を絶やすことなく、健やかに育つことができますようにと願うばかりです。
これからも子ども達と一緒に神様に祈り続けていきたいと思います。

園長 坪井香織

2024年7月の園長だより

2024-07-01
わらべうたあそびの魅力
いよいよ東北地方も梅雨入りしましたね。
先日の3歳以上児の合同集会で雨降りが続くと外で遊べず残念なこともあるけれど、みんなが元気でいるためにはとっても大切なものだよ、と話しました。
その理由を子どもに尋ねたところ「野菜がいっぱい大きくなる!」「お水になる!」「カエルが喜ぶ!」という答えが。
神様からの自然の恵みを子ども達もしっかりと感じてくれたようです。

さて、昨年度より引き続き0,1,2歳児クラスを対象にわらべうたの大竹純子先生と一緒にわらべうたを行っています。
初回の17日(月)は、最初は「この人、誰だろう…?」と少し警戒気味の子ども達でしたが、大竹先生の心地よいわらべうたのリズムやかわいらしいお人形とのふれあいを通して、最後にはすっかり大竹先生と仲良しになってしまいました。
にわとりの人形が登場するわらべうたでは、普段飛ばないにわとりさんが今日だけがんばってみんなのところへ飛んでいくからね~と大竹先生に言われ、飛んできた先はなんと私の頭の上。
「かおりせんせい、いいな~」と子ども達の羨望のまなざしがいっぱい向けられる中、本当に申し訳なかったけどなんか私、嬉しかったんですよね~(笑)
子ども達が「ボクもやりたい!」「わたしもやって!」と言いたくなる気持ちが何となくわかりました。
大人も童心に戻って楽しみ、子ども達も“先生、楽しそうだな♡”と感じることができた瞬間にわらべうたの魅力が最大限に活かさている証になるのだと思いました。

これから梅雨時期になり、室内活動が多くなります。
大竹先生から教えていただいたわらべうたをクラス活動に取り入れる中で先生と子ども、子どもと子どもとが心を通わせ、ゆったりとした時間をつくっていきたいと思っています。

園長 坪井香織

2024年6月の園長だより

2024-06-01
地域と“両想い”になるために…
先日「消滅可能性自治体」の報道を見て「仙台は大丈夫なのかしら…?」とついポチリ。
おそらく私と同じように仙台はどうなるの?…自分の生まれ育った町はどうなるのかな…と検索された方もいらしたのではないでしょうか?
私の出身地は宮城ではないのですが、人生の大半の時間を仙台で過ごしてきました。
他の地域を知らないだけですけど、仙台は住みやすくていい場所だな~と今でも思っています。

ただ、最近思うのは「住みやすさ」と「子どもの育てやすさ」は違うんだなってこと。
子どもを安心して出産できる病院が限られていること、仙台市外に目を向ければ子育て支援策が充実していること、思春期に成長した子ども達が生活のしにくさを感じていることなどなど、これまで多くの研修会に参加して初めて知ることが沢山ありました。
ある講師の方は「これからの子育ては地域全体で行っていくもの」と仰っていました。
保育園で働く身としては“その通り!”と思うのですが、地域の方や保護者の方がそう思っていただけないとただの片想いになってしまいます。

“選ばれる保育園”から“選んでいただける保育園”になれるために何が必要なのか…
未来ある子ども達のための保育を日々、模索し続けています。

園長 坪井香織
社会福祉法人五城福祉会
五城保育園
〒983-0842
仙台市宮城野区五輪1丁目4-20
tel 022-257-0458
fax 022-257-0458
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