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今月の聖句と主題

2021年8月の聖句と主題

2021-08-01
今月の聖句
「憐み深い人々は、幸いである。その人たちは憐れみを受ける。」
(新約聖書 マタイによる福音書5章7節)

 新しい年度も4か月がたちました。私自身も五城保育園に入職して4か月がたちました。先月はゆり組のおたのしみ会、そして毎月のお誕生会などを共に過ごし、子どもたちが自分らしくのびのびと、楽しそうに過ごしてくれている様子に嬉しく思いました。
 聖書の中でイエスは「憐み深い人々は、幸いである」と言います。「憐み」は聖書独特の用語ですが、自分のことと同じくらい、相手のことを考える気持ちのことです。たとえ自分が何も得ていなくても、愛によって手を差し伸べることです。誰かと向き合うときに、「相手はどのような思いを心に抱くだろうか」、「あの人はどのような気持ちだったのだろうか」と想像してみる力でもあります。「憐み」の気持ちは、許したり、待ったり、与えたり…いろいろな形になって、現れます。
 「憐み深い人々は、幸いである」と聖書が言うとき、そうやってお互いに、心を通わせ合うことを目指しています。争ったり対立し合うよりも、そのほうが私たちの心は満たされると聖書は教えています。
 聖書には、私たち人間はお互いに、完璧な人間ではないと示されています。誰でも、やさしいときもあれば自分勝手なときもあると思います。得意なこともあれば苦手なこともあると思います。そのような私たちに、イエスは、「幸い(さいわい)」な生き方を教えています。それは私たち大人や子どもたちが、お互いの個性や特性を尊重し、ありのままで認め合うことから始まります。日々の保育の働きには当然、財源や便利なモノも必要ですが、イエスの語る心の豊かさも、大事にしていきたいものです。
(副園長 西澤 献)
今月の主題
0・1・2歳児
~ゆったりと~
・神様や周りの人に守られ、愛されていることを感じる。
・家族や保育者とゆったりとした時間を過ごし、心を満たす。

3・4・5歳児
~祈り合う~
・普段とは違う経験もある中、いつまでもどこまでも神さまのお守りがあることを感じる。
・暑さの中、夏ならではの遊びを喜び、ゆったりと遊ぶ。また心身の休息の時をもつ。

2021年7月の聖句と主題

2021-07-01
今月の聖句
「勇気を出しなさい」
(新約聖書 ヨハネによる福音書16章33節)

 どれだけ年齢を重ねても、初めての経験は緊張して落ち着かない気持ちになるものだと思います。私たち人間は、わからないこと、知らないことを前にして、どこか落ち着かない気持ちになるものです。
 今日の聖書の中でイエスは「勇気を出しなさい」と語りました。実際に聖書を手に取ってこの聖書箇所を開いてみると、より正確には「しかし、勇気を出しなさい」と書かれています。「しかし」という「逆接」を意味する接続詞が付いています。イエスの周りに集まっていた人々はきっと、勇気をくじかれてしまいそうな出来事や心配な気持ちを、それぞれに抱えていたのでしょう。それでもイエスは「しかし、大丈夫。勇気を出しなさい」と語っています。
 どんなときでも私たちはひとりではないと、イエスは伝えたかったのだと思います。五城保育園の子どもたちも日々、様々なことを感じながら過ごしていると思います。もしかしたら、ときには不安なこと、心配に思うことも出てくるかもしれません。でも、弟子たちのそばにイエスがいたように、いつでもそばに信頼できる大人の方々や、助け合えるお友達がいることは、子どもたちにとって大きな励みになると思います。そして聖書によれば、私たちひとりひとりのそばに神さまもいてくださいます。いつでもどこでも何があっても、神さまはそばにいてひとりひとりを大切に思い、愛で包んでくださっています。私たちは、その神さまから勇気をもらって、前に進むことができると語られています。
 「あなたは大切で、愛されている」ということを、子どもたちにも伝えていきたいと思います。五城保育園の子どもたちが、今日のイエスの言葉のように「勇気」を携えて、いろいろなことに取り組み成長していってくださることを願います。
(副園長 西澤 献)
今月の主題
0・1・2歳児
~きもちいい・やってみたい~
・保育士と一緒に祈る。
・水や砂に触れて、夏の遊びを楽しむ。

3・4・5歳児
~心ゆくまで~
・讃美歌を歌ったりお祈りすることが、生活のひとこまとなる。
・遊びの中で、表現すること、探求すること、交わることを心ゆくまで。

2021年6月の聖句と主題

2021-06-01
今月の聖句
「野原の花がどのように育つかを考えてみなさい」
(新約聖書 ルカによる福音書12章27節)

 聖書によればイエスは、町や村を巡り歩き教えを述べている中で、弟子たちに「野原の花の育ち方」を問いかけたことがあったと記録されています。野原の花の育ち方というと、「勝手に育つ」というのが、一般的な感覚ではないかと思われます。ところがイエスはこの直後に、「野原の花は、働きもせず紡ぎもしない。しかし、言っておく。栄華を極めたソロモンでさえ、この花の一つほどにも着飾ってはいなかった。」と言いました。
 「栄華を極めたソロモン」とあります。聖書の舞台であった古代のイスラエル地域の歴史の中で、特に繁栄した時代が、ソロモンという王様の統治した時代でした。その王国には各地から富が集まり、政治的な力も強く、まさに栄華を極めました。ソロモン王自身も、豪華で裕福な生活をしていたと思います。
 イエスは、そのソロモンの築いた大都市の街並みよりも、野原に咲いている名もない小さな花のほうが美しいと語りました。神さまが造られた命は、人間の手で作られたどんなものよりも、大切でかけがえのないものだということです。
 人は大人になればなるほど、道端や野原の花に目を向けることは少なくなるように思います。私はときどき五城保育園の子どもたちのお散歩に、ご一緒させていただいています。子どもたちは、たんぽぽやつつじ、色とりどりの花を楽しそうに集めています。
 野原の花や道端の花は、小さいけれども神さまによって造られ守られている大切な命だと聖書は伝えています。この聖句から、命の大切さを感じる心を改めて学ばされます。子どもたちそしてすべての人が、神さまに守られ愛されて生きています。そのイエスの教えを心に留めながら、保育の働きを続けていきたいと今日の聖書から思わされます。
(副園長 西澤 献)
今月の主題
0・1・2歳児
~なにかな?/ 気づく~
・保育者の祈りのことばに心を合わせようとする
・まわりのようすに気づき、興味関心をもつ

3・4・5歳児
~やってみたい~
・保育者と友だちと礼拝を守りながら日々を歩む
・泥、砂、水に触れることを楽しみ、様々な感触を体験する

2021年5月の聖句と主題

2021-05-01
今月の聖句
「安心して行きなさい。」
(新約聖書 マルコによる福音書 5章34節)

 疑心暗鬼で人間不信に陥り、誰にも愛されていないと感じる時があります。そんな時、信頼できる方との出会いや触れあいがあり、「安心しなさい」と声掛けをしていただいただけで、前に進めるようになります。イエス様はそんな方です。
 ここには、12年の長い間出血が止まらない病気に悩んでいた女が登場しています。多くの医者にかかり、財産を使い果たしても、ただ苦しむだけで、ますます悪くなるばかりでした。残念ながら、医者とのよき出会いはなかったのでした。ある日、イエス様の罪の赦しへの信仰による癒しの評判を聞き、多くの集まった群衆にようやく紛れ込み、やっとのことで衣の裾に触れることができました。服に触れるだけでも、癒されると信じたからでした。
 イエスは内から力が出て行ったことに気づき、「わたしの服に触れたのはだれか」と問い正します。弟子たちは、多くの群衆の中で犯人捜しをするのは無理と考えましたが、女は自分の身に起こったことを知って恐ろしくなり、震えながら自ら進み出てひれ伏し、すべてをありのままに話しました。出血が全く止まって病気が癒されたことを体に感じていたのです。
 イエス様は女に「娘よ、あなたの信仰があなたを救った。安心して行きなさい。もうその病気にかからず、元気に暮らしなさい。」と言いました。「娘よ!」と女の人に呼び掛けたのでした。ここでは、女の人の出会いを求める勇気ある信頼の行為が救いへと導かれたことが示されています。
 五城保育園の子どもたちも4月以降、新しい出会いの経験をしています。新しい世界に出る時は、冒険心や楽しみ、好奇心より先に不安に駆られます。そのために、慣らし保育で短時間の保育の子どもたちもいます。しかし、子どもたちはクラスが一つ上になって居場所が変わっても、担任が代わったりしても、徐々に慣れつつあります。不安がなかなか払拭できない子どももいます。そばに寄り添う先生方や優しい家族がいて、受け入れられることがどんなに子どもたちに安心感を与えることでしょう。
 イエス様がいつでも側にいて勇気を与えてくださることを信じて、今月も子どもたちが安心できる保育環境を作りあげて行きたいと思います。先ず、「隗より始めよ」ですね。
(園長 平河内 健治)
今月の主題
0・1・2歳児
~だいじょうぶ~
・神さまのお守りの中、園生活に慣れていく
・一緒にいる保育者や友だちと安心して過ごす

3・4・5歳児
~動き出す~
・保育者や友だちと一緒にさんびかを歌うことやお祈りをすることを喜ぶ
・周りの人に支えられながらも、自分の思いをもって主体的に生活する

2021年4月の聖句と主題

2021-04-01
今月の聖句
「わたしは良い羊飼いである。」
(新約聖書 ヨハネによる福音書 第10章14節)

 ここでは、イエス様ご自身がご自分のことを羊飼いであると述べています。家畜の中でも弱い羊は飼育に手間がかかります。時には牧草地から離れて迷ってしまい、狼に襲われる危険や崖から落下する危険に晒されてしまいます。良い羊飼いは自分の命を省みず、100匹の羊がいても、見失った1匹を探し求めます。見出した時の喜びを皆と分かち合います。
 五城保育園はこのような良い羊飼いのイエス様を理想像として掲げる福祉法人です。イエス様は私たちの罪からの救いのためにこの世に派遣され、命を捨て、復活して私たちを今も導いてくださっています。今年の復活祭(イースター)は4月4日です。イエス様の愛を通して、神様につながる保育園なのです。神様・イエス様から「無償の愛」を学びます。生き方をイエス様の生涯から学ぶところなのです。この意味では、子どもも親も職員も区別はありません。共に学び合う保育園です。
 開眼してイエス様の弟子となったパウロはコリントの信徒への手紙の中で、「愛は忍耐強い。愛は情け深い。ねたまない。愛は自慢せず、高ぶらない。礼を失せず、自分の利益を求めず、いらだたず、恨みを抱かない。不義を喜ばず、真実を喜ぶ。すべてを忍び、すべてを信じ、すべてを望み、すべてに耐える。」と書きます。保育は私たちの言動で示されます。愛に溢れた言動を心掛けたいと思います。
 しかし、このことは大変な困難を伴う仕事です。言動は単なることばによる情報発信に留まらず、社会や家庭のきまりである挨拶や挨拶替わりとなっている子どもたちとの言葉の交感的(phatic)やり取りでの信頼関係が大事になって来ます。特に即座に子どもの命を守ることを使命と感じる時はなおさらです。客観的に適不適が言える場合でも、子どもが傷付かない場合もあり得るし、傷付く場合もあるからです。わたしたち職員はこのことを承知の上で、子どもと保護者の方々とのコミュニケーションを密にして互いの幸せのために援助できるようにしております。
 イエス様は「赦しなさい。そうすれば、あなたがたも赦される」と別の箇所(ルカによる福音書第3章17節)でも言います。本年も互いを知り、赦し合える保育園を日々作り上げられるよう努力をして行きたいと思います。
(園長 平河内 健治)
今月の主題
0・1・2歳児
・神さまから授かったいのちとして大切にされる。
・新しい環境や友だちに出会い、親しみをもつ。

3・4・5歳児
・一人ひとりが保育者や園の環境を通して神様から愛されていることを感じ、安心して過ごす。
・春から初夏の自然の中に身を置き、楽しむ。 
社会福祉法人五城福祉会
五城保育園
〒983-0842
仙台市宮城野区五輪1丁目4-20
tel 022-257-0458
fax 022-257-0458
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