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今月の聖句と主題

2021年12月の聖句と主題

2021-12-01
今月の聖句
「おめでとう、恵まれた方。」
(新約聖書 ルカによる福音書1章28節)

 五城保育園で毎年クリスマスに取り組む聖誕劇には、三人の博士たちが出てきます。聖書の『マタイによる福音書』を開くと、イエスが生まれたときの話で、「そのとき占星術の学者たちが東の方からエルサレムに来た」と書かれています。「東の方」とありますが、これは現在のイスラエル共和国の東の方、シリアやイラクやイランのことを指しています。
 聖誕劇の「はかせたち」は、イラク、イランあたりから、生まれたばかりのイエスに会いに来ました。だいたい2000kmの距離があるそうです。わたしも今年の3月末に転勤しましたが、前任地の大阪からここ仙台まで、飛行機で来るのも大変でした。博士たちは飛行機も新幹線もない時代に2000kmを旅したわけですが、そこまでしてでも幼子イエスに会いたかったのでしょう。
 キリスト教では、イエスの誕生にはそれほどの喜びがあります。聖書ではイエスの誕生によって、この世の中に神さまの愛と希望がもたらされたと考えます。たとえば、「先が見えないときにも希望はあること」。「人生のマイナスの出来事、どうしてこんなことが起こるのかと思うようなことが、将来必ずプラスになること」。「神さまは人間にとっては不思議な計画で、わたしたちを導いてくださっていること」。
 こういったことが、イエス・キリストの誕生で、明らかになりました。どんなときでも必ず、神さまの愛と希望の光がある。それが、クリスマスの喜びです。
 2021年も、アドベントに入りました。クリスマスに備えて心静かに自分を見つめながら、キリストの到来を待ち望む4週間です。聖書によれば、誰の人生にも必ず希望があります。わたしたちは、いつでも神さまに守られています。今年の五城保育園のアドベントとクリスマスもまた、神さまの恵みの中で笑顔いっぱいの日々となりますように。
(副園長 西澤 献)
今月の主題
0・1・2歳児
~うれしい うれしい~
・イエスさまのお誕生の時である、クリスマスを楽しみに待ち、祝う。
・クリスマスの雰囲気を楽しみ、絵本や讃美歌に親しむ。

3・4・5歳児
~喜びいっぱい~
・神さまがこの世にイエスさまを与えてくださったクリスマスの意味を知り、感謝と喜びをもって受け止め、礼拝する。また、喜びを伝え合い、祝い合う、分かち合いの経験をする。
・友だちと一緒に賛美したり、踊ったりすることに喜びを感じる。

2021年11月の聖句と主題

2021-11-01
今月の聖句
「わたしの恵みはあなたに十分である。」
(新約聖書 コリントの信徒への手紙二12章9節)

 世界的に有名な『スヌーピー』の原作漫画のひとつに、「恵みを数えてごらん(Count your blessings)」というテーマの短い作品があります。その一コマ目では、ひとりの女の子がひどく落ち込み、暗い顔で窓の外を眺めています。そして女の子が、「人生ってつまらない、うんざりする、こんな惨めな気持ちって初めて」と言います。そしたらチャーリー・ブラウンという女の子の弟が、「ねえ、そういうときは、ありがたいと思うことを数えてごらんよ」とアドバイスします。
 それでも女の子は、「それで励ましたつもり?」「いいことなんてほとんどないわ、今までもなかったしこれからもないのよ」と言って打ちひしがれます。そのとき、そばで見ていた弟のチャーリー・ブラウンが、「僕は、君のことをいつでも愛しているけどなあ…」とつぶやきます。それを聞いて女の子は、はっとして泣きながら弟を抱きしめにいった、という内容の漫画です。
 今月の聖句の「恵みを数える」とは、「無いものを数えるかわりに、今与えられているものを数える」ということです。世の中、向上心や高い目標設定は生きる上で大切だと言われます。ただ少なくとも神さまの前での豊かな人生とは、今すでにあるもの、しかもいつまでも残るものを大切にする毎日を積み重ねていくことだと、聖書は伝えています。
 五城保育園は「愛と感謝のキリスト教精神」を掲げて、保育の働きを続けています。先日は子どもたちみんなで秋の収穫感謝礼拝を守り、日々生かされている恵みに感謝しました。子どもたちひとりひとりにとって、一日一日がかけがえのないものとなるように願っています。
(副園長 西澤 献)
今月の主題
0・1・2歳児
~おいしいね・ありがとう~
・保育者の「ありがとう」という祈りに、うれしい気持ちを重ねる。
・神さまがくださったたくさんの恵みを味わうことを通して感謝する。

3・4・5歳児
~深める~
・成長させてくださる神さま、実りの時をくださる神さまに感謝する。
・自分で感じ想像し工夫し、創ったり表現したりすることを深める。

2021年10月の聖句と主題

2021-10-01
今月の聖句
「あなたがたの名が天に書き記されていることを喜びなさい。」
(新約聖書 ルカによる福音書10章20節)

 わたしたちの暮らす世の中では”わかりやすい”ものといえば、目に見えるものです。具体的なモノや数字で測れる成果によっていろいろなことに納得しながら、日々を生きています。
 今月の聖句は、少し難解な内容になっています。聖書では「神さまのいるところ」が「天」と言われます。日本語でも「天を仰ぐ」と言ったりしますが、生き方や人生の問題を考えるとき、聖書の時代の人々は、自然に空を見上げていたのだと思います。またキリスト教の世界では、名前を知る、名前を呼ぶことは、その人の存在を認めることだと言われます。「名前」はおそらく、その人の人格を表すいちばん大切なもののひとつです。
 その「名前」が「天」にあるということで、今月の聖句は、目に見えないことを喜ぶ生き方を勧めています。わたしたちの存在は、信頼や思いやりなど、見えないものにも実はたくさん支えられていると、この聖句は伝えています。
 仕事に生活に、何かと忙しい現代社会です。目に見えないものにあえて目を向ける機会は、少ないかもしれません。キリスト教主義の五城保育園では、毎月の職員会議の中で聖書に触れる時間があります。8月から、ゆり組の子どもたちの聖話の時間が始まりました。みんなで楽しく聖書のお話を聞いています。
 今年も秋から冬にかけて、五城スポーツフェスティバルをはじめイベントが増えてきます。五城保育園で働くわたしたちが、そして子どもたちひとりひとりが、信頼や感謝、助け合いの心といった、目に見えないけれど大切なものをしっかりと見つめながら、共に喜び合って日々を過ごしていきたいと思っています。
(副園長 西澤 献)
今月の主題
0・1・2歳児
~やってみる・たのしい~
・保育者と一緒に賛美したり祈ったりする。
・自然の中のおもしろさや季節の変化を感じ、様々なものに触れながら楽しむ。

3・4・5歳児
~はずませて~
・ひとりでも友だちとでも、心と身体をはずませ夢中になって取り組み、深めたり、創り出すことを楽しむ。

2021年9月の聖句と主題

2021-09-01
今月の聖句
「わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。」
(新約聖書 ヨハネによる福音書13章34節)

 保育園の中を歩いていると、保育園の子どもたちが元気に挨拶をしてくれます。私も日頃できる限り声をかけていますが、子どもたちの方から声をかけてくれることも多いです。「おはよう」、「ばいばい」、「何してるの」。このひとことから、いつも元気をもらっています。ひとことであっても、声をかけあうと、お互いに心が満たされます。
 マザー・テレサという人がいます。カトリックの修道女で、1979年にノーベル平和賞を受賞しました。そのマザー・テレサが、「愛の反対は無関心である」と語りました。愛の反対は憎しみではなくて、むしろ関心を持たないことなのだということです。人を大切にするには、関心をもって気に掛けることがその第一歩なのかもしれません。
 世の中、すべての人と互いにわかり合い認め合うことができれば、それに越したことはないと思います。でも、それがなかなか難しいというのが私たち人間の心の現実です。そこで、今日のイエスの言葉を見てみたいと思います。「わたしがあなたがたを愛したように」と言っています。私たちにできない部分は、神さまが私たちの心を補って、足りない部分を満たし助けてくださると、聖書は考えています。
 他人を愛するのは難しいときもありますが、私たち人間には誰でも、神さまによって生まれつき他人を愛する力が備えられていることもまた、確かなことだと思います。私たちは、その「愛の力」を信頼する者でありたいと願っています。人間同士がお互いに理解し合い、認め合い、尊重し合えるとしたら、その始まりは、お互いに関心をもって人の気持ちに寄り添う心からではないかと思います。
(副園長 西澤 献)
今月の主題
0・1・2歳児
~のびのびと~
・神様が造られた自然を感じる(空の雲・風等)
・保護者や友だちとのやりとりを楽しみながら、のびのびと過ごす。

3・4・5歳児
~心かよわせて~
・遊びの中や礼拝の中で、神様が造られたいのちのおもしろさやすばらしさに心をとめる。
・友だちと時と場を共有して遊び、楽しさにも心をかよわせて過ごす。

2021年8月の聖句と主題

2021-08-01
今月の聖句
「憐み深い人々は、幸いである。その人たちは憐れみを受ける。」
(新約聖書 マタイによる福音書5章7節)

 新しい年度も4か月がたちました。私自身も五城保育園に入職して4か月がたちました。先月はゆり組のおたのしみ会、そして毎月のお誕生会などを共に過ごし、子どもたちが自分らしくのびのびと、楽しそうに過ごしてくれている様子に嬉しく思いました。
 聖書の中でイエスは「憐み深い人々は、幸いである」と言います。「憐み」は聖書独特の用語ですが、自分のことと同じくらい、相手のことを考える気持ちのことです。たとえ自分が何も得ていなくても、愛によって手を差し伸べることです。誰かと向き合うときに、「相手はどのような思いを心に抱くだろうか」、「あの人はどのような気持ちだったのだろうか」と想像してみる力でもあります。「憐み」の気持ちは、許したり、待ったり、与えたり…いろいろな形になって、現れます。
 「憐み深い人々は、幸いである」と聖書が言うとき、そうやってお互いに、心を通わせ合うことを目指しています。争ったり対立し合うよりも、そのほうが私たちの心は満たされると聖書は教えています。
 聖書には、私たち人間はお互いに、完璧な人間ではないと示されています。誰でも、やさしいときもあれば自分勝手なときもあると思います。得意なこともあれば苦手なこともあると思います。そのような私たちに、イエスは、「幸い(さいわい)」な生き方を教えています。それは私たち大人や子どもたちが、お互いの個性や特性を尊重し、ありのままで認め合うことから始まります。日々の保育の働きには当然、財源や便利なモノも必要ですが、イエスの語る心の豊かさも、大事にしていきたいものです。
(副園長 西澤 献)
今月の主題
0・1・2歳児
~ゆったりと~
・神様や周りの人に守られ、愛されていることを感じる。
・家族や保育者とゆったりとした時間を過ごし、心を満たす。

3・4・5歳児
~祈り合う~
・普段とは違う経験もある中、いつまでもどこまでも神さまのお守りがあることを感じる。
・暑さの中、夏ならではの遊びを喜び、ゆったりと遊ぶ。また心身の休息の時をもつ。
社会福祉法人五城福祉会
五城保育園
〒983-0842
仙台市宮城野区五輪1丁目4-20
tel 022-257-0458
fax 022-257-0458
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