今月の聖句と主題
2021年5月の聖句と主題
2021-05-01
今月の聖句
「安心して行きなさい。」
(新約聖書 マルコによる福音書 5章34節)
疑心暗鬼で人間不信に陥り、誰にも愛されていないと感じる時があります。そんな時、信頼できる方との出会いや触れあいがあり、「安心しなさい」と声掛けをしていただいただけで、前に進めるようになります。イエス様はそんな方です。
ここには、12年の長い間出血が止まらない病気に悩んでいた女が登場しています。多くの医者にかかり、財産を使い果たしても、ただ苦しむだけで、ますます悪くなるばかりでした。残念ながら、医者とのよき出会いはなかったのでした。ある日、イエス様の罪の赦しへの信仰による癒しの評判を聞き、多くの集まった群衆にようやく紛れ込み、やっとのことで衣の裾に触れることができました。服に触れるだけでも、癒されると信じたからでした。
イエスは内から力が出て行ったことに気づき、「わたしの服に触れたのはだれか」と問い正します。弟子たちは、多くの群衆の中で犯人捜しをするのは無理と考えましたが、女は自分の身に起こったことを知って恐ろしくなり、震えながら自ら進み出てひれ伏し、すべてをありのままに話しました。出血が全く止まって病気が癒されたことを体に感じていたのです。
イエス様は女に「娘よ、あなたの信仰があなたを救った。安心して行きなさい。もうその病気にかからず、元気に暮らしなさい。」と言いました。「娘よ!」と女の人に呼び掛けたのでした。ここでは、女の人の出会いを求める勇気ある信頼の行為が救いへと導かれたことが示されています。
五城保育園の子どもたちも4月以降、新しい出会いの経験をしています。新しい世界に出る時は、冒険心や楽しみ、好奇心より先に不安に駆られます。そのために、慣らし保育で短時間の保育の子どもたちもいます。しかし、子どもたちはクラスが一つ上になって居場所が変わっても、担任が代わったりしても、徐々に慣れつつあります。不安がなかなか払拭できない子どももいます。そばに寄り添う先生方や優しい家族がいて、受け入れられることがどんなに子どもたちに安心感を与えることでしょう。
イエス様がいつでも側にいて勇気を与えてくださることを信じて、今月も子どもたちが安心できる保育環境を作りあげて行きたいと思います。先ず、「隗より始めよ」ですね。
ここには、12年の長い間出血が止まらない病気に悩んでいた女が登場しています。多くの医者にかかり、財産を使い果たしても、ただ苦しむだけで、ますます悪くなるばかりでした。残念ながら、医者とのよき出会いはなかったのでした。ある日、イエス様の罪の赦しへの信仰による癒しの評判を聞き、多くの集まった群衆にようやく紛れ込み、やっとのことで衣の裾に触れることができました。服に触れるだけでも、癒されると信じたからでした。
イエスは内から力が出て行ったことに気づき、「わたしの服に触れたのはだれか」と問い正します。弟子たちは、多くの群衆の中で犯人捜しをするのは無理と考えましたが、女は自分の身に起こったことを知って恐ろしくなり、震えながら自ら進み出てひれ伏し、すべてをありのままに話しました。出血が全く止まって病気が癒されたことを体に感じていたのです。
イエス様は女に「娘よ、あなたの信仰があなたを救った。安心して行きなさい。もうその病気にかからず、元気に暮らしなさい。」と言いました。「娘よ!」と女の人に呼び掛けたのでした。ここでは、女の人の出会いを求める勇気ある信頼の行為が救いへと導かれたことが示されています。
五城保育園の子どもたちも4月以降、新しい出会いの経験をしています。新しい世界に出る時は、冒険心や楽しみ、好奇心より先に不安に駆られます。そのために、慣らし保育で短時間の保育の子どもたちもいます。しかし、子どもたちはクラスが一つ上になって居場所が変わっても、担任が代わったりしても、徐々に慣れつつあります。不安がなかなか払拭できない子どももいます。そばに寄り添う先生方や優しい家族がいて、受け入れられることがどんなに子どもたちに安心感を与えることでしょう。
イエス様がいつでも側にいて勇気を与えてくださることを信じて、今月も子どもたちが安心できる保育環境を作りあげて行きたいと思います。先ず、「隗より始めよ」ですね。
(園長 平河内 健治)
今月の主題
0・1・2歳児
~だいじょうぶ~
・神さまのお守りの中、園生活に慣れていく
・一緒にいる保育者や友だちと安心して過ごす
3・4・5歳児
・神さまのお守りの中、園生活に慣れていく
・一緒にいる保育者や友だちと安心して過ごす
3・4・5歳児
~動き出す~
・保育者や友だちと一緒にさんびかを歌うことやお祈りをすることを喜ぶ
・周りの人に支えられながらも、自分の思いをもって主体的に生活する
・保育者や友だちと一緒にさんびかを歌うことやお祈りをすることを喜ぶ
・周りの人に支えられながらも、自分の思いをもって主体的に生活する


2021年4月の聖句と主題
2021-04-01
今月の聖句
「わたしは良い羊飼いである。」
(新約聖書 ヨハネによる福音書 第10章14節)
ここでは、イエス様ご自身がご自分のことを羊飼いであると述べています。家畜の中でも弱い羊は飼育に手間がかかります。時には牧草地から離れて迷ってしまい、狼に襲われる危険や崖から落下する危険に晒されてしまいます。良い羊飼いは自分の命を省みず、100匹の羊がいても、見失った1匹を探し求めます。見出した時の喜びを皆と分かち合います。
五城保育園はこのような良い羊飼いのイエス様を理想像として掲げる福祉法人です。イエス様は私たちの罪からの救いのためにこの世に派遣され、命を捨て、復活して私たちを今も導いてくださっています。今年の復活祭(イースター)は4月4日です。イエス様の愛を通して、神様につながる保育園なのです。神様・イエス様から「無償の愛」を学びます。生き方をイエス様の生涯から学ぶところなのです。この意味では、子どもも親も職員も区別はありません。共に学び合う保育園です。
開眼してイエス様の弟子となったパウロはコリントの信徒への手紙の中で、「愛は忍耐強い。愛は情け深い。ねたまない。愛は自慢せず、高ぶらない。礼を失せず、自分の利益を求めず、いらだたず、恨みを抱かない。不義を喜ばず、真実を喜ぶ。すべてを忍び、すべてを信じ、すべてを望み、すべてに耐える。」と書きます。保育は私たちの言動で示されます。愛に溢れた言動を心掛けたいと思います。
しかし、このことは大変な困難を伴う仕事です。言動は単なることばによる情報発信に留まらず、社会や家庭のきまりである挨拶や挨拶替わりとなっている子どもたちとの言葉の交感的(phatic)やり取りでの信頼関係が大事になって来ます。特に即座に子どもの命を守ることを使命と感じる時はなおさらです。客観的に適不適が言える場合でも、子どもが傷付かない場合もあり得るし、傷付く場合もあるからです。わたしたち職員はこのことを承知の上で、子どもと保護者の方々とのコミュニケーションを密にして互いの幸せのために援助できるようにしております。
イエス様は「赦しなさい。そうすれば、あなたがたも赦される」と別の箇所(ルカによる福音書第3章17節)でも言います。本年も互いを知り、赦し合える保育園を日々作り上げられるよう努力をして行きたいと思います。
五城保育園はこのような良い羊飼いのイエス様を理想像として掲げる福祉法人です。イエス様は私たちの罪からの救いのためにこの世に派遣され、命を捨て、復活して私たちを今も導いてくださっています。今年の復活祭(イースター)は4月4日です。イエス様の愛を通して、神様につながる保育園なのです。神様・イエス様から「無償の愛」を学びます。生き方をイエス様の生涯から学ぶところなのです。この意味では、子どもも親も職員も区別はありません。共に学び合う保育園です。
開眼してイエス様の弟子となったパウロはコリントの信徒への手紙の中で、「愛は忍耐強い。愛は情け深い。ねたまない。愛は自慢せず、高ぶらない。礼を失せず、自分の利益を求めず、いらだたず、恨みを抱かない。不義を喜ばず、真実を喜ぶ。すべてを忍び、すべてを信じ、すべてを望み、すべてに耐える。」と書きます。保育は私たちの言動で示されます。愛に溢れた言動を心掛けたいと思います。
しかし、このことは大変な困難を伴う仕事です。言動は単なることばによる情報発信に留まらず、社会や家庭のきまりである挨拶や挨拶替わりとなっている子どもたちとの言葉の交感的(phatic)やり取りでの信頼関係が大事になって来ます。特に即座に子どもの命を守ることを使命と感じる時はなおさらです。客観的に適不適が言える場合でも、子どもが傷付かない場合もあり得るし、傷付く場合もあるからです。わたしたち職員はこのことを承知の上で、子どもと保護者の方々とのコミュニケーションを密にして互いの幸せのために援助できるようにしております。
イエス様は「赦しなさい。そうすれば、あなたがたも赦される」と別の箇所(ルカによる福音書第3章17節)でも言います。本年も互いを知り、赦し合える保育園を日々作り上げられるよう努力をして行きたいと思います。
(園長 平河内 健治)
今月の主題
0・1・2歳児
・神さまから授かったいのちとして大切にされる。
・新しい環境や友だちに出会い、親しみをもつ。
3・4・5歳児
・一人ひとりが保育者や園の環境を通して神様から愛されていることを感じ、安心して過ごす。
・春から初夏の自然の中に身を置き、楽しむ。
・神さまから授かったいのちとして大切にされる。
・新しい環境や友だちに出会い、親しみをもつ。
3・4・5歳児
・一人ひとりが保育者や園の環境を通して神様から愛されていることを感じ、安心して過ごす。
・春から初夏の自然の中に身を置き、楽しむ。

