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今月の聖句と主題

2024年2月の聖句と主題

2024-02-01
チェック
今月の聖句
「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい。」
(新約聖書 ローマの信徒への手紙12章15節)

 パウロという人が、イタリアのローマの教会の信者に宛てて送った手紙の中に書かれています。シンプルで内容も理解しやすく、キリスト教信者のあいだでも好まれている聖句です。ひとことでいうと、「共感」の心を大切に、ということになります。
 「共感」を国語辞典で引くと「他人の体験する感情や心的状態などを、自分も全く同じように感じたり理解すること」となっていました。今月の聖句も表面上の意味は同じですが、聖書の「共感」は、聖書ですから「神の愛」が前提にあります。相手に共感するときに、「神に愛されている」ことが原動力となります。まず先に自分が神さまに大切に思われ、寄り添ってもらっているから、今度は自分も、人の心に関心をもって人に寄り添う力が出てくるという理屈です。
 ただ、言うのは簡単でも、実行するのはとても難しいところがあります。それでも聖書は、この「共感」を「ありたい姿」「目指す姿」として掲げています。…そうはいっても、多忙な日々の中では、実際は共感できるときもあれば、そこまで余裕がなくてできないときもあるのが現実です。それでも、いつも完璧には出来ないかもしれないけれども、わたしたちが神に大切にされているから、わたしたちも人を大切にしようとするわけです。単に「人に共感しよう」ではなくて、自分が神さまに愛され寄り添われているからこそ、自分も人に寄り添うことができるというのが聖書の「共感」になります。この神さまに愛されることから始まる寄り添い合いが、これからも引き続き子どもたちのあいだに、また先生たちのあいだに、たくさん巡っていくと良いなと思っています。
(園長 西澤 献)
今月の主題
0・1・2歳児
~だいすき またあした~
・保育者と一緒に祈ろうとする。
・自分の言葉で神さまとお話をする。

3・4・5歳児
~わかちあう~
・礼拝を喜び、生活の中で自分から賛美したり祈ったりする。
・互いの存在を認め合い、何でも言い合える関係ので、心躍らせながら遊びを進めていく
 

2024年1月の聖句と主題

2024-01-01
今月の聖句
「わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。」
(新約聖書 ヨハネによる福音書15章5節)

 聖書では今月の聖句の直後に、「イエスにつながっているから、結ぶことのできる実」という記述があります。これは何を指すのでしょうか。キリスト教は学業成就や商売繁盛のようなご利益は直接的には求めませんので、この「実」は日常の具体的なことではなく、わたしたちの心や生き方に関係してくるものです。
 ノーベル平和賞を受賞したカトリックの修道女マザーテレサが好んだといわれるお祈りがあります。
 憎しみのあるところに愛を、罪のあるところに赦しを、
 争いのあるところに一致を、誤りのあるところに真理を、
 疑いのあるところに信仰を、絶望のあるところに希望を、
 闇のあるところに光を、悲しみのあるところには喜びを、
 慰められるよりも慰めることを、理解されるよりも理解することを、
 愛されるよりは、愛することを。
という祈りです。各節において、前半の憎しみ、罪、争い、誤り、疑い、絶望、闇、悲しみ、といった事柄に対して、後半の愛、赦し、一致、真理、信仰、希望、光、喜び、が対比されています。後半のことがらは、ともすれば、なんとなく理想論のような、この世の現実からすれば、きれいごとのようにも思えるかもしれません。それでも先月、子どもたちや保護者の皆様と共にお祝いをしたイエス・キリストの誕生は、これら後半のことがらが、確かにわたしたちの暮らすこの世界に示されたということでもあるのです。
 保育園では子どもたち、職員みんなで礼拝とお祈りをしていますが、礼拝やお祈りをするということは、このマザーテレサのお祈りのような願いを、心のどこかに絶えず抱き続けながら生きようとすることでもあります。
 新しい年も引き続き職員一同、力と知恵を合わせて保育にあたって参りますので、本年も保育園の活動および運営にご協力くださいますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
(園長 西澤 献)
今月の主題
0・1・2歳児
~いっしょに~
・神さまに守られていることを感じる。
・友達の真似をしたりされたりして、遊ぶ楽しさを感じる。

3・4・5歳児
~やってみたい~
・伝承遊びやお正月の遊びにも関心を持ち、新しい遊びをじっくり見たり、取り組んだりする。
・クリスマスにお生まれになったイエスさまに親しむ
 

2023年12月の聖句と主題

2023-12-01
今月の聖句
「ひとりの男の子がわたしたちに与えられた。」
(旧約聖書 イザヤ書9章5節)

 クリスマスによく読まれる聖句のひとつです。今年もクリスマスまでもうすぐ、子どもたちの聖誕劇やクリスマス会の練習も、いよいよおおづめです。
 ところでその聖誕劇は、聖書に書かれるイエスの誕生物語を劇として演じるものですが、聖誕劇のセリフの中で、「イエスさまは、救い主」だと言われます。どういう意味で、救い主なのでしょうか。
 イエス・キリストは、神さまのもとからこの世に遣わされてきました。だから神さまの意志は、イエス・キリストの言葉と振る舞いの中に見ることができます。これが、実はとても嬉しい、ありがたいことなのです。
 聖書の神さまは、目に見えないところにおられます。人間には本来、目で見たり耳で聞くといった物理的な手段では、知ることができない存在になります。その中で、神の子イエスがこの世に送られて、神と同等の存在が私たちの暮らす世界に、赤ん坊として人間の姿で生まれてくれました。そして人としていろんなことを語って、行動してくれました。その記録が聖書に書き残され、まとめられています。それによって人は、目で見たり耳で聞く形で、本来なら目に見えないはずの神さまの愛と希望を知ることができました。
 イエスの誕生は、そういう宗教的な意味で「救い」といわれます。それは宗教的に救いを求めるとき、この上なく嬉しいことで、お祝いしたいことなわけです。
 イエスの誕生は、神さまからのプレゼントです。2000年前、ベツレヘムという小さな町の馬小屋でのイエスの誕生は、神さまからの贈り物として、この世界に与えられた本当に嬉しいことだったと聖書では考えます。毎年行っている聖誕劇は、その喜びの表現です。
(園長 西澤 献)
今月の主題
0・1・2歳児
~うれしいね~
・保育者や友だちと一緒にクリスマスを感じ絵本や讃美歌を楽しむ。
・保育者や友だちと一緒にクリスマスを喜びお話しや賛美を楽しんで受け取る。

3・4・5歳児
~喜びあう~
・日常生活の中でクリスマスの喜びを表現すること、分かち合うことを経験する。
・イエスさまが私たちのためにお生まれくださったことを知り、喜ぶ
 

2023年11月の聖句と主題

2023-11-01
今月の聖句
「地はお造りになったものに満ちている。」
旧約聖書 詩編104章24節)

 今月は旧約聖書の「詩編」という祈りの中から一部分が選ばれています。ここでお祈りされているのは、すべてが神さまに造られていることへの感謝です。すべてが神さまに造られたということは、神さまは愛であることもあわせて考えると、この世の命はすべて大切なものだということにつながっていきます。人間は誰でも、そのままで愛されるべき存在、かけがえのない大切な存在であるということが、聖書では絶対的な大前提です。その大前提を物語の形で伝えるのが、旧約聖書のはじめにある天地創造の物語で、今月の祈りの詩編でも取り上げられています。

こども向けのさんびかで、「どんなにちいさいことりでも」という歌があります。保育園の2023年度の年間讃美歌にも入れていますが、子どもたちはとても上手に歌ってくれていました。歌詞を見てみましょう。

1「どんなにちいさい ことりでも かみさまはそだててくださる」って
 イェスさまのおことば。

2「なまえもしらない 野のはなもかみさまは さかせてくださる」って
 イェスさまのおことば。

3「よいこになれない わたしでも、かみさまは あいしてくださる」って
 イェスさまのおことば

この歌詞では、「理由」までは書かれていません。なぜ神さまは育ててくださるのか、なぜ神さまは咲かせてくださるのか、なぜ神さまは愛してくださるのか。実はその理由が、今月の聖句にあるように、「いのちのすべては神さまに造られ、愛されているから」です。
(園長 西澤 献)
今月の主題
0・1・2歳児
~みつける/どれがいい~
・お祈りや讃美歌を通して心地よさを感じる。
・保育者と一緒に賛美したりお祈りしたりする。

3・4・5歳児
~深まる~
・神さまがすべてのことを備えていてくださることを知り、感謝する。
・五感を通して秋の実りや季節の移り変わりを感じ、神さまへの感謝の思いを分かち合う。 

2023年10月の聖句と主題

2023-10-01
今月の聖句
「羊は一人の羊飼いに導かれ、一つの群れになる」
(ヨハネによる福音書 10章16節)

 聖書の舞台は約2000年前のイスラエルですが、イスラエルは荒れ地や山岳地帯が多い国です。昔から羊の放牧が盛んで、聖書の時代も羊飼いという職業があり、羊から羊の毛が取られて、絨毯の材料などにされました。そろそろ年長組さんを中心に聖誕劇の準備に取り掛かるという時期ですが、聖誕劇でも羊飼いは重要な役割を果たします。
 羊飼いの仕事はというと、羊の管理と養育でした。毎朝羊の群れを囲いから出して牧草地まで導き、夕方になるとまた囲いの中まで誘導して連れ帰る、というものでした。遠くの場所に連れていくときには大変です。野宿しながら、徹夜で羊の番をします。大変な重労働で、命の危険とも隣り合わせで、当時としては「できればなりたくないなあ…」とみんなが思うような、イメージの良くない職業だったそうです。
 今日の聖書で「羊飼い」はイエスさま、「羊」はわたしたちひとりひとりのことを指します。羊飼いは、危険な岩場や、谷を通って、羊を導きます。羊が迷子にならないように、羊がケガをしないように、細心の注意を払いながらです。その羊飼いのように、イエスは私たちを大事に守り、愛へと導いてくれます。わたしたちが弱ったり悲しんでいるときも、いつでもひとりひとりを、愛へと導いてくれています。目には見えないけれど、確かにそうだと、聖書は言います。愛なんてもうないんじゃないかと思うような殺伐とした状況であっても、イエスは私たちを、ものごとを、愛へと導いてくれていると、今日の聖書は教えます。保育園の礼拝で、また日常の中で、イエスさまにお祈りをするとき、それはみんなで、神さまの愛に向かって一緒に進んでいるということでもあります。
(園長 西澤 献)
今月の主題
0・1・2歳児
~たのしいね/ひろがる~
・保育者と一緒に祈ったり讃美歌を歌ったりする。
・季節の変化を感じ楽しむ。

3・4・5歳児
~つながって~
・神さまがつながってくださっていることを覚え、安心して過ごす。
・一緒に過ごす中で友だちの良いところ、楽しいところに気づく。
社会福祉法人五城福祉会
五城保育園
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