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今月の聖句と主題

2024年7月の聖句と主題

2024-07-01
チェック
今月の聖句
「隣人を自分のように愛しなさい。」
(マルコによる福音書 12章31節)

~ここちよく~
 あちらこちらで、あじさいの花が咲き、蒸し蒸しとした暑さからは夏を感じる今日この頃です。色とりどりに咲く花を見ると「ここちよく」なり、その不思議な力に神さまの「愛」を感じるのです。
 キリスト教の「愛」というのはギリシャ語では「アガペー」と言って、みかえりを求めない、無償の愛の事なのです。まさに、この時期の花は自然の中に仕組まれた神さまのプレゼントなのかもしれません。
 今月の聖句は「隣人を自分のように愛しなさい。」(マルコによる福音書⒓章31節)です。私たちは心の弱さや身勝手さも持っており、どうしても自分中心に物事を考えてしまいがちです。だから、隣人を自分のように愛するというのは、簡単なようですが、難しいのです。
 「愛する」とは自分が良いと思うことを相手に押し付けるのではなく、相手の立場に立って心をかよわせて相手を「ここちよく」することです。私たちの隣人とは、いつも一緒に居る人や近くにいる人だけではありません。世界中で起きている災害や戦争や不治の病で苦しんでいる人、貧しさや飢えで苦しんでいる人を、自分の隣に居る人のように大切に思い、寄り添ってお世話するという「隣人への愛」の表し方は、とても難しいのかもしれません。でも、私たちにできることを。神さまに問い続け、考えなくてはなりません。もちろん相手の心を理解すること、時には神さまに救いのみ手をお祈りすること、私にもできることを示してくださいと祈ること、そのための実行に向かうことも大事な愛のあり方だと思います。そのように努めながら、「ここちよい」神さまの愛の世界の一員として、子どもたちと共に成長していきたいと願います。
(理事長 志子田 雪子)
今月の主題
~ここちよく(ぞんぶんに)~
・五感を使う楽しさや面白さを経験し、新しいことにも参加する。
・普段とは違う生活や自然に触れ、感じ考えることを通して、新たな関心が芽生え、遊びが広がる。
・遊びを存分に楽しみ、絵本やお話を通して物語の世界を楽しむ。

2024年6月の聖句と主題

2024-06-01
今月の聖句
「見よ、それは極めて良かった。」
(創世記 1章31節)

~みつける~
 新年度がスタートして2ヶ月余りになります。園児たちは、榴ヶ岡公園をお散歩しながら爽やかな風に吹かれ、虫や草花に瞳を輝かせ、色々なものを「みつけ」て、手で触れたりしながら五感を働かせて命の不思議に気付いてゆくのだと思います。
 聖書にはイエス様がご生誕前の旧約聖書と生誕後の新約聖書があります。それを併せて聖書と言います。旧約聖書の最初の「創世記」1章は「天地創造」から始まります。神さまは天と地をお創りになった。一日目に「光あれ」と言われ闇と光が分けられて昼と夜ができました。二日目に大空が造られ天と地に分けられ空間ができたのです。三日目に海の水が退いて陸が現れ、魚・植物・動物のそれぞれに生きる場所が備えられました。これが聖書の神さまの天地創造の業です。そして、ついに六日目に命あるものが創造され、「神にかたどって人が創造されこれが、命のはじまりで、「神はお造りになったすべてのものをご覧になって、『それは極めて良かった。』(今月の聖句)と神さまは自らの創造の業に満足した言葉なのです。神が混沌していた世に秩序を与え、闇に光を与え、すべての被造物に命を与えて下さり、この世界を見渡した時に発せられた言葉です。すべてのものは何ひとつ無駄な物はないという事なのです。しかし、今、神さまは「はずだったのに…」とおっしゃっているように思えて仕方ないのです。天災・異常気象・戦争と色々な予期せぬ事が次々と起こり、それは、私たちに何かを気づかせて、此の世を良い方に導くためのご計画なのかもしれません。しかし、私たちが何をすべきかを神さまから問われている気がいたします。
 今や災害や戦争によって、苦しみ・悲しみの中に置かれている人々が数多くいます。このような人々に光が差すように願わずにはいられません。ご一緒に「救いの手をもたらして下さい」と祈りを合わせていきましょう。
(理事長 志子田 雪子)
今月の主題
~みつける(あれっなんだ)~
・嬉しい時も悲しい時も共にいて下さる神様に感謝し礼拝をする。
・友だちと一緒に楽しみ満足感を感じる。
・園内外の自然に触れ、気候の変化を感じ、開放感を味わう。

2024年5月の聖句と主題

2024-05-01
今月の聖句
「沖に漕ぎ出して網を降ろし、漁をしなさい。」
(ルカによる福音書 5章4節)

~うごきだして~
 五月の爽やかな風を感じられる季節です。
 榴ヶ岡公園の桜が満開の時を迎えております。園児たちはその心地よい風を感じながら、あちこちに目を向け、心を動かし「うごきだして」おります。
 今月の聖句は「沖に漕ぎ出して網を降ろし、漁をしなさい。」ルカによる福音書5章4節です。
 イエス様は魚が一匹も取れずに悩んでいた漁師に掛けた言葉です。私たちは物事がうまく進まないと自暴自棄になったりします。人の弱さをご存じのイエス様は漁師に沖に漕ぎ出して網で漁をする様にと告げたのです。半信半疑で言われたとおり漁をしたら網が破れるほどの魚が取れたというのです。信じて仲間と共に実行することの大切さ、絶望の中でイエス様の言葉に聞き従うことによって勇気と励まし、仲間への感謝の思いが与えられたのでした。その思いは保育者同士の連携はむろんの事、心の優しさを通して「うごきだす」ことを信じて保育にあたっております。
 より良い環境を準備し健やかな成長を願い、お子さん達の心に寄り添いながら保護者様と共に歓びのうたを奏で合っていきたいと思います。
(理事長 志子田 雪子)
今月の主題
~うごきだす(だいじょうぶ)~
・祈りや聖書の話、賛美を大切にし、神様がいつも一緒にいてくださることを喜ぶ。
・自分のやりたいことに興味や関心を持ち、繰り返し楽しむ。
・身近な自然(風、光、水、泥、土、草花、虫など)を心地よく感じ、見たり、触れたり、試したりする。

2024年4月の聖句と主題

2024-04-01
今月の聖句
「新しい歌を主に向かって歌え。」
(詩編 96編1節)

~ご入園・ご進級 おめでとうございます~
 今年度の主題は「さあ、漕ぎ出そう 奏でよう」です。聖句は「わたしは道であり真理であり、命である。」です。この両方のみ言葉は、どの様な関連があるのだろうと悩みましたが、新年度を迎えるにあたり、私たちは一つのボートに乗ったつもりで、出会いに感謝をし、繋がり合い、力を合わせて一緒に進みましょう。という事だと思います。目標は神さまの永遠の愛を目標に、聖書の言葉どおり「わたしは道であり、真理であり、命である。」その後に「わたしを通らなければ、だれも父のもとに行くことはできない」と続きます。お子さんひとり一人の違いを認め合い、思いに寄り添いながら、幸せを下さるイエス様に向かって共に漕ぎ出して進みましょう。そして、一緒に過ごすことが喜びとなる様に保護者様と共に新しい歩みをスタートさせていきたいと思います。保育者は使命感を持ち、日々の生活の中でイエス様の愛が感じられる保育を心掛けて参りますので保護者様のご理解とご協力を賜ります様、宜しくお願い申し上げます。困りごとや心配なこと等がございましたら何なりと気軽にお声がけ下さい。
(理事長 志子田 雪子)
今月の主題
~であい(よろしくね)~
・神様の愛に包まれていることを感じながら、安心して新しい生活を始める。
・新たに出会う保育者や友だちとの関わりの中で、また新たな環境の中で安心して過ごす。
・身近な自然(草花、虫、種まきをするなど)を感じ、美しさ、おもしろさに気づく。

2024年3月の聖句と主題

2024-03-01
今月の聖句
「主よ、あなたの道をお教えください。」
(旧約聖書 詩編86編11節)

 旧約聖書のお祈りです。「主よ、あなたの道をお教えください。わたしはあなたのまことの中を歩みます。御名を畏れ敬うことができるように一筋の心をわたしにお与えください。」が全文です。
 「まこと」というのは、聖書では「真実」の「真」が当てられることが多く、「真理」のことです。「真理」というのは、「本当に正しいこと」と言う意味ですが、この「正しさ」は科学的な客観的正しさではなく、生き方や考え方についてのことです。キリスト教も、仏教もほかの宗教もだと思いますが、宗教はこの「主観的真理」について考える機会を与えてくれます。
 キリスト教で真理といってもひとことで表現するのは難しく、いくつかの要素がありますが、主なものでいうと、神からくる「愛」や「正義」や「赦し」や「希望」が、「真理」に含まれます。それらはすべて人間が生み出すのではなくて、「神さまのもとにある」というところがポイントかと思います。五城保育園はキリスト教精神の保育園ですが、「キリスト教精神」というのは、聖書やお祈りを通して、子どもたちや職員が、この神からくる愛や正義や赦しや希望に触れている、という状態でもあるかと思います。
せっかくなので、キリスト教の「愛」と「希望」について書かれている、わかりやすい聖書箇所を何か所かピックアップしましたので、紹介して終わります。

・「愛」について。新約聖書 ヨハネの手紙一4章9節~10節
 「神は、独り子を世にお遣わしになりました。その方によって、わたしたちが生きるようになるためです。ここに、神の愛がわたしたちの内に示されました。わたしたちが神を愛したのではなく、神がわたしたちを愛して、わたしたちの罪を償ういけにえとして、御子をお遣わしになりました。ここに愛があります。」

・「希望」について。新約聖書 コリントの信徒への手紙二1章8節~10節
 「兄弟たち、アジア州でわたしたちが被った苦難について、ぜひ知っていてほしい。わたしたちは耐えられないほどひどく圧迫されて、生きる望みさえ失ってしまいました。わたしたちとしては死の宣告を受けた思いでした。それで、自分を頼りにすることなく、死者を復活させてくださる神を頼りにするようになりました。神は、これほど大きな死の危険からわたしたちを救ってくださったし、また救ってくださることでしょう。これからも救ってくださるにちがいないと、わたしたちは神に希望をかけています。」 
(園長 西澤 献)
今月の主題
0・1・2歳児
~おおきくなったね~
・様々な場面で「神さまありがとう」と共に祈る。
・神さまが一緒にいてくださることを感じ、力をもらう。

3・4・5歳児
~かみさまありがとう~
・いつもイエスさまが共にいてくださることを信じて、新しい生活に希望を持つ。
・神さまが創造されたこの世界は希望が満ちていることを感じる。

社会福祉法人五城福祉会
五城保育園
〒983-0842
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tel 022-257-0458
fax 022-257-0458
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