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今月の聖句と主題

2022年5月の聖句と主題

2022-05-01
チェック
今月の聖句
「子どもたちをわたしのところに来させなさい。」
(新約聖書 マルコによる福音書10章13~16節(14節))

 今月の聖書は、イエスが苦しむ人、病気の人、貧しい人などのところへ行って活動をしていたときのひとコマです。この場面には、イエスの癒しの力が書かれています。イエスが人々の体に触れたら、病気の苦しみが癒されたと書かれています。
 その噂を聞いて、今度は人々が子どもたちを連れてきました。子どもたちもぜひイエスに触れてもらって、健康に育ってほしいと思ったようです。ただ、イエスと一緒に行動していた”弟子たち”は、子連れの人々を見て叱りました。聖書の時代は古代の社会で、現代のように「子どもの権利」の考えがありませんでした。2000年前の聖書の時代は、子どもは当時の社会の中でとても地位が低い存在だったといわれています。イエスの弟子たちは、その古代の価値観に生きていた古代人でしたので、大人たちの前に出てくる子どもたちを見て、つい癖で注意してしまった、ということでしょう。
 それを見てイエスは、「子どもたちをわたしのところに来させなさい。妨げてはならない。神の国はこのような者たちのものである。」と、言いました。それが今月の聖句です。社会の地位とか階級とか、世の中の上下関係とか、そういったものは神さまの愛の前では関係ないことが、ここからわかります。
 わたしたちの暮らすこの世の中にも、立場の弱い人、息苦しさを感じている人、ありのままの自分を認められていない人がいます。社会から必要な助けを得られていない人、抱える苦しみを誰にも気づいてもらえていない人が、いるはずです。神さまの愛は、そのような人々にも平等に注がれています。むしろそのような人々のもとでこそ、神さまの愛は大きな力になると、イエスは伝えています。
(副園長 西澤 献)
今月の主題
0・1・2歳児
~なにかな~
・保育者に受け止めてもらい、少しずつ自分を表現する。
・戸外に出て心地良い風に吹かれたり、きれいな花を見る。

3・4・5歳児
~心地良く~
 ・好きなことに心を寄せ、自分らしさをもって過ごす。
 ・神さま、イエスさまが一緒にいてくださることを喜び、安心する。

2022年4月の聖句と主題

2022-04-01
今月の聖句
「わたしの助けは来る。天地を造られた主のもとから。」
(旧約聖書 詩編121編1~2節(2節))

 むかし3年B組の金八先生が、「人」という漢字は、ふたりの人がもたれかかって互いに支え合っている様子を表していると言ったそうです。
基本的に人間は、助け合うことができる生き物だと思います。でも、もし何らかの理由で、そのときその場所で周りに助けたり支えてくれる人が誰もいなかったら、どうなるのかという疑問がわきます。
 わたしの通っていた高校の先生が、「君たち学生は、いまはずいぶん社会の荒波から守られています。」と言っていました。「社会に出たら、いまみたいに周りはなんでもかんでも助けてくれない。自分で何とかしないと、誰も助けてくれないんだ」と、言っていたことがありました。
 「自分でなんとかする」というのもひとつの考え方だと思いますが、聖書は少し、違った考え方をします。今日の聖句、詩編121編1節にはまず、「わたしの助けはどこから来るのか」との問いかけが書かれています。そのあとの2節では、「わたしの助けは来る、天地を造られた主のもとから」と書かれます。聖書によれば、わたしたちには人からの助けだけではなく、神さまからの助けがあります。
 わたしたちは日々、いろいろなところで人に助けられています。気づかないこともありますが、いろんな人に支えられて生きています。その他人を助ける人たちもまた、別の誰かに助けられて、生きてます。そして聖書によれば、人間はみんな、最終的には神さまに助けられています。ひとりひとりに、いつでも神さまの守りがあって、神さまが、進むべき道や必要な出会いを与えてくださいます。だからわたしたち人間は安心して、人を助けたり人に助けられて、互いに支え合っていけると今月の聖書は伝えています。
(副園長 西澤 献)
今月の主題
0・1・2歳児
~はじめまして/よろしくね~
・受け入れてもらえる安心感を持ち、過ごす。
・春の草花、虫などに触れ、心を開いていく。

3・4・5歳児
~はじめの一歩~
・自分が受け止められ安心を重ねていく中で好きな遊びや場所が見つかる。
・春の訪れを喜び、草花や虫などに命あるものと触れ合うことや絵本や歌などに親しむ。

2022年3月の聖句と主題

2022-03-01
今月の聖句
「わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。」
(新約聖書 マタイによる福音書28章20節)

 ときどきポップソングの歌詞やタイトルに、「変わらないもの」という表現を見ることがあります。「変わらないもの」があるとすれば、なんとなく心惹かれるものかもしれません。逆に仏教では「諸行無常」という言葉があるそうです。この世のものは常に変化していて、変わらないものはない、だからいつでも心を静かに整えよ、ということだそうです。
 キリスト教の聖書には、「変わらないもの」があります。聖書の中でイエスは、弟子たちに最後の教えを伝える場面で、「わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。」と言いました。イエスは生きているあいだ、神さまからの愛と希望を、この世に示し続けました。でも世の中からの反発を受けて、イエス自身は捕らえられ処刑されました。ただそれでも、この世界に愛や希望は無くならないことを、今月の聖句は伝えています。
 今月の聖句の「わたし」は、イエス・キリスト自身を指します。もし、大変なことや高い壁に直面しても、愛と希望はいつでもそばにあると聖書は伝えています。
 わたしたちの周りのものは、ほとんどのものが、移り変わっていきます。世の中もどんどん変わっていきます。ただその中でも、神さまがくれる愛や希望は、変わることもないし無くなることもないと、聖書は伝えています。これからも、その変わらない愛を大事にする五城保育園でありたいと思います。
(副園長 西澤 献)
今月の主題
0・1・2歳児
~おおきくなったね~
・いつも神さまが一緒にいてくださることを感じ、感謝する。
・日々を喜び、安心して過ごし進級することを楽しみに待つ。

3・4・5歳児
~信じる~
・神さまに守られて大きくなったことを喜び、感謝する。
・育まれた信頼関係を土台に、安心して4月からの生活に歩み出していく。

2022年2月の聖句と主題

2022-02-01
今月の聖句
「その家に入ったら、『平和があるように』と挨拶しなさい。」
(新約聖書 マタイによる福音書10章12節)

 挨拶は大切だといわれます。日本でもどこの国でも、子どもたちは文字の読み書きや計算より先に挨拶を身に付けるのではないでしょうか。
 むかし聞いた話ですが、日本語の挨拶「こんにちは」は、「今日(こんにち)は調子はいかがですか?」とか、「今日はご機嫌いかが?」の後ろ半分が省略されて出来たそうです。「おはよう」は、もともとは朝早くから働く人たちのあいだで交わされていたねぎらいの言葉だったそうです。国語辞典を見てみると「御早う」と載っています。「さようなら」は、「左様なら」と漢字があてられます。話すことを話し、やることを終えて予定通り無事にことが運んで、「左様なら、今日は終わりにしましょう。」ということらしいです。ちなみにお隣の韓国の挨拶「アンニョンハセヨ」は、「無事に安らか、穏やかで、いらっしゃいますか?」という意味だそうです。
 イエスはある日、12人の弟子たちをイスラエル中の町や村に派遣しました。12人をそれぞれ別の土地に行かせて、神さまの愛と希望を伝えて回ることになりました。出発の直前、イエスはいくつかの心得を弟子たちに伝えます。その中でもいちばん大事なこととして教えたのが、挨拶でした。誰かの家に入ったら必ず「平和があるように」と挨拶しなさいと、イエスは教えました。
 「平和があるように」は、イエスの時代の日々の挨拶で、「シャローム(שָׁלוֹם)」と発音されました。いまでもイスラエルの人は、「こんにちは」の意味で、「シャローム」と言います。イエスは、「平和」をとても大事にしたことがわかります。
 聖書の「平和」は、戦争がないだけではなくて、心が平和なことも含まれます。人と人が手を取り合って助け合っていること、お互いに心が通い合っていること、ひとりひとりが神さまの愛に包まれていることです。
 わたしたちも毎日の何気ない日常で、愛する心、助け合いや支え合いを大切にして、誰にとっても安心できる保育園であり続けたいと思います。
(副園長 西澤 献)
今月の主題
0・1・2歳児
~いっしょにね~
・自分から神さまに祈ろうとする。
・相手の思いに気づきながら、つながりを深めていく。

3・4・5歳児
~わかちあって~
・家族や友だちのために自分から祈ろうとする。
・気の合う友だちと誘い合って遊び、気持ちが通じ合うことも喜びを感じる。

2022年1月の聖句と主題

2022-01-01
今月の聖句
「子よ、元気を出しなさい。」
(新約聖書 マタイによる福音書9章2節)

 今月は、マタイによる福音書9章1~8節にあるイエスと人々の物語をご紹介します。このときイエスは自分の出身の町に帰ってきていました。そうしたら、イエスの周りに病気に苦しむ人がたくさんやって来ました。その病人たちは起き上がれないほどで、家族や友人が病人を床に寝かせたまま、床ごとイエスのところへ運んできたと聖書には書かれています。それを見てイエスは「子よ、元気を出しなさい」と言いました。
 竹内まりやの「元気を出して」という1980年代の曲があります。30年以上たっていますが、最近もビールのCMに使われています。YouTubeで調べるといろんな人がカバーしているくらいなので、名曲なのだと思います。「人生はあなたが思うほど悪くない。早く元気出して、あの笑顔を見せて。」という歌詞です。
 「元気を出して」と、他人から言われると、励まされることがあります。イエスも同じように、「元気を出して」と言ってくれています。友人や家族から「元気を出して」といわれると、友情や思いやりや、また愛情を感じると思います。イエスから「元気を出して」と言われるとき、聞く人は神さまの愛を感じています。「子よ」と書かれていますが「神さまに造られた神さまの子どものようなもの」という意味で言われています。聖書には、”人も動物も植物もすべて神さまに造られた大切ないのちである”という視点があります。だから神さまの愛は、いつでもだれにでも平等に注がれています。わたしたちが何をしても、しなくても、神さまはずっと愛してくださっています。
 今日の聖書には、起き上がれないくらいの重病の人が出てきます。先の見えない困難に直面したとしても、見えないところでわたしたちに向けられた愛が確かにあると、聖書は伝えています。そう思うと、思い通りにいかないときでも、前向きに考えたり、希望が持てる気がします。
(副園長 西澤 献)
今月の主題
0・1・2歳児
~あそぼう~
・神さまに守られて愛されていることを知る。
・友だちと遊びを共有し、楽しむ。

3・4・5歳児
~じっくりと~
・好きな遊びにもそれまで経験していなかった遊びにも楽しさを見出し、繰り返しじっくりと取り組んで得る満足感を明日へと続けていく。
社会福祉法人五城福祉会
五城保育園
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